公園からの帰り道に突然動かなくなるわが子に、ため息が出ることはありませんか。子どもがぐずって歩かないのには必ず理由があります。叱るのではなく、選択肢を与え、小さなゴールを区切り、気をそらす。三つの声かけ術で、子どもとの歩き方はぐっと楽になります。
この記事の要点
- ぐずりは疲れ・眠気・退屈などのサインで理由がある
- 歩くことを前提にした選択肢を与えると自分で動きやすい
- 小さなゴールを区切り、歌やしりとりで気をそらす
「歩きたくない!」「だっこ〜!」公園からの帰り道、突然動かなくなるわが子に、思わずため息……。そんな経験、ありますよね。特にイヤイヤ期は、散歩ひとつとっても一筋縄ではいきません。でも、ちょっとした声かけと工夫で、ぐずりはぐっと減らせます。今日は、子どもと楽しく歩くための知恵を集めました。
なぜ子どもは歩くのを嫌がるのか
子どもが歩きたがらないのには理由があります。単純に疲れていることもあれば、眠い、おなかがすいた、退屈、気分が乗らないなど、さまざまです。小さな子はまだ自分の気持ちをうまく言葉にできないため、「歩きたくない」という形で表れることがあります。
また、目的地が見えないと、子どもは「いつまで歩くの」と不安になります。大人のように「あと10分で着く」と見通しを立てるのが難しいのです。理由を理解すると、頭ごなしに叱るのではなく、寄り添った対応がしやすくなりますよね。ぐずりは、子どもなりの「もう限界」というサインでもあります。わがままと決めつけず、その奥にある気持ちをくみ取ってあげると、対応の引き出しが増えます。大人が落ち着いて受け止めるだけで、子どもの気持ちが和らぐことも少なくありません。
「歩くこと」を目的にしない
子どもにとって、歩くこと自体は楽しくありません。でも「あのポストまで競争」「電車を見に行こう」など、別の楽しみがあれば、結果として歩いてくれます。歩行を遊びの一部にするのがコツです。大人は「運動のために歩く」と考えますが、子どもにとってはあくまで遊びや好奇心が原動力です。その違いを理解しておくと、無理に歩かせようとして衝突することが減ります。子どもの興味をうまく道しるべにしてあげましょう。
ぐずりを減らす実践の声かけ術
叱るより、気持ちを切り替える声かけが効果的です。
選択肢を与える
「歩く?だっこ?」ではなく、「どっちの道で帰る?」「手をつなぐ、それとも先に走る?」と、歩くことを前提にした選択肢を示すと、子どもは自分で選んだ満足感から動きやすくなります。
小さなゴールを区切る
「次の電柱まで歩こう」「あの角を曲がったら休憩」と、短い目標を次々に示すと、子どもは見通しがもてて頑張れます。ゴールごとに「できたね」とほめることも忘れずに。
気をそらす話題を用意する
歌をうたう、しりとりをする、空の雲の形を当てるなど、注意を別に向けると、いつのまにか目的地に着いていることがあります。

よくある質問
Q. ぐずったら抱っこしてあげていいのですか?
本当に疲れている場合は、抱っこで休ませてあげて構いません。ただ毎回すぐ抱っこすると、それが当たり前になることもあります。「あの角まで歩いたら抱っこね」など、少し歩く約束をはさむと、歩く習慣も育ちます。状況を見て柔軟に対応しましょう。
Q. 叱っても言うことを聞きません。
叱責は逆効果になりがちです。子どもは叱られると意地になったり、泣いて余計に動かなくなったりします。まずは「疲れたね」と気持ちを受け止め、それから気をそらす工夫をすると、落ち着くことが多いです。
Q. 時間がないときはどうすれば?
急いでいるときほど焦って強い口調になりがちですが、子どもには伝わりません。時間に余裕をもって出発する、抱っこひもやベビーカーを併用するなど、あらかじめ備えておくと親の気持ちにもゆとりが生まれます。
まとめ
子どもがぐずるのには理由があります。選択肢を与え、小さなゴールを区切り、気をそらす。この三つの声かけ術で、散歩はぐっと楽になります。イヤイヤ期も今だけ。親子で歩く時間を、少しでも笑顔で過ごせるといいですね。
※子どもの発達や気質には個人差があります。お子さんの様子に合わせ、無理のない範囲で行ってください。





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